韓国の生活家電メーカー「アットホーム(ATHOME)」が全国1000万の1人世帯をターゲットに急成長を遂げている。2021年に立ち上げた家電ブランド「ミニックス(MINIX)」が好評を博し、2024年の売り上げ目標は1500億ウォン(約165億円)を掲げている。
同社は近く新製品を発表予定で、主力製品であるミニ乾燥機と食品処理機「THE FLENDER」を改良したモデルを投入する計画だ。新しいミニ乾燥機はさまざまな容量のモデルを追加し、消費者の選択肢を広げる。一方、食品処理機は重量感知による自動処理機能が搭載され、乾燥時間を短縮できる。
2018年に設立された「アットホーム」は核家族化、高齢化、非婚志向の広がりによって増加する1人世帯市場を見据え、2021年に小型家電市場に進出した。実際、統計庁によると2023年8月には1人世帯が1009万7848世帯に達している。
同社は「ミニ乾燥機」と「THE FLENDER」の人気で、2023年の売り上げ450億ウォン(約49億5000万円)、2024年には1000億ウォン(約110億円)を超える見込みだ。
「ミニックス」は、1人世帯や小型世帯向けの迅速な製品開発▽MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)に訴求するデザイン▽高品質な製品改善――が成長の原動力だ。また、製品のレビューではミニマルなデザインが高評価を得ており、特に「THE FLENDER」は20代(20%)および30代(60%)の消費者に支持されている。
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