韓国食品医薬品安全処はこのほど、「大麻」「麻薬」などの文言で消費者を惑わす表示・広告をしないよう業者に注意を促すことを明らかにした。幻覚成分をなくした大麻種子を活用したデザートが流行の兆しを見せていることを受けた措置。日常生活で麻薬関連の用語が肯定的に捉えられることを防ぎ、注意喚起する狙いがある。
改正した「食品などの表示・広告に関する法律」が7月に施行される見通しで、業者は看板やメニューに麻薬、大麻、ヘロイン、コカインなど麻薬と関連した用語を使わないように注意する義務が生じる。大麻の葉を表示したり、消費者レビューなどで幻覚を連想させる内容を広告することも控えなければならない。
食品医薬品安全処は「麻薬を思わせる広報行為に対して違反の有無を点検し、必要なら地方自治体に行政処分を要請する」と明らかにした。
ただし、大麻の葉、茎、皮は食品の原料として使用できないが、皮を完全に除去した大麻種子(ヘンプシード)は使用できる。
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