2025 年 5月 10日 (土)
ホームエンターテインメント「高すぎたかも」…韓国女性歌手、6.5億円で購入のビルに“期待利益ゼロ”の現実

「高すぎたかも」…韓国女性歌手、6.5億円で購入のビルに“期待利益ゼロ”の現実

女性デュオ「ダビチ」のカン・ミンギョン(c)news1

女性デュオ「ダビチ」のメンバー、カン・ミンギョンが2022年に65億ウォン(約6.5億円)で購入したソウル市麻浦区(マポグ)合井洞(ハプチョンドン)のビルが、現在のところ「期待される売却益がほぼゼロ」という分析結果が出た。購入資金の約80%を融資で賄っており、毎月の利息だけで約1600万ウォンに達するとされる。

韓国の不動産仲介会社「ビルディングロード不動産」によると、カン・ミンギョンは2022年4月、敷地面積145.45㎡(約44坪)、地下1階~地上5階建ての商業ビルを65億ウォンで購入した。

当時、設定された債権最高額が66億ウォンであることから、実際の融資額はおよそ55億ウォンと推定されている。

同社のキム・ギョンヒョン次長は「取得時の各種手数料など諸費用を加えると、自己資金は約14億ウォンであり、全体の約80%をローンでまかなったものと見られる」と説明した。

建物は地下鉄2号線・6号線の合井駅から徒歩6分の距離に位置し、購入当初は外壁がダークカラーだった。だが、カン・ミンギョンは自身の使用目的に合わせて白を基調とした明るい外観にリニューアルした。

現在、建物の低層階は自身が運営するファッションブランドのフラッグシップストアとして活用され、上階もブランドの事務所として自社利用しているとされる。

購入から3年が経過したが、周辺の不動産相場に大きな変動は見られず、当時の購入価格を超える取引事例はまだ確認されていない。このため、現段階では資産価値の上昇や転売による収益は期待できない状況だ。

ただし、キム次長は「投資収益を目的とした購入ではなく、自社活用を主目的としたものであり、テナント収入ではなくローン返済を選択している形だ。合井は活発な商業エリアであり、長期的な観点で見れば将来的に売却益を得られる可能性もある」と評価している。

(c)news1

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