ソウル市東大門(トンデムン)区にある地下鉄1号線の回基(フェギ)駅前に3月28日、市職員や東大門警察の警察官が集まった。ヘルメットをかぶらなかったり、酒を飲んだりして電動キックボードなどパーソナルモビリティ(PM、個人型移動装置)を利用する大学生に注意を促したり、取り締まったりするためだ。
慶熙(キョンヒ)大学が近くにある回基駅はPM利用者が多く、1時間の間に無免許(2件)、ヘルメット未着用(3件)を取り締まった。
ソウル市は3月29日、PMについての安全意識を高めるためにキャンペーンに乗り出すと発表した。市内のPM関連事故件数が2018年の50件から昨年445件へと約9倍に増加しているからだ。
PM利用時にはヘルメットの着用が義務付けられており、原動機付き自転車免許以上の運転免許が必要だ。これらに違反すれば罰金や過料を払わなければならないが、そうした規則を知らない利用者が多い。
市は来月から規則の順守を求める映像を屋外電光板に流し、違反取り締まりとキャンペーンも拡大していく。
ユン・ジョンジャン市都市交通室長は「PMが便利で安全な交通手段として位置づけられるよう、利用者の意識改善に努める」としている。
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