2025 年 7月 5日 (土)
ホーム社会「食品表示なし」は事実誤認…韓国・小規模業者に飛び火した“誤報”の代償

「食品表示なし」は事実誤認…韓国・小規模業者に飛び火した“誤報”の代償

YouTubeチャンネル「スタジオ・オジェナ」(c)news1

韓国の人気外食企業「ザ・ボーン・コリア」代表であるペク・ジョンウォン氏に対し、「食品表示のない商品を販売している」と告発していた元MBCのプロデューサー、キム・ジェファン氏が、事実誤認による批判を展開していたとして非難を浴びている。

キム氏は6月20日、自身のYouTubeチャンネルで「ザ・ボーン・コリアの倉庫にある焼き鳥のビニール包装に食品表示がない」と報じた。しかし、この焼き鳥はザ・ボーン・コリアの商品ではなく、忠清南道・礼山(チュンチョンナムド・イェサン)の小規模商店のもので、表示も包装の下部に正しく記載されていた。

この倉庫はザ・ボーン・コリアだけでなく、複数の業者が共同で使用していたのに、キム氏は事実確認もしないまま映像内でザ・ボーン・コリア側の問題として取り上げていた。

誤報で被害を受けた業者は、キム氏に訂正を要求するメールを送ったが、「これは情報提供者の証言に基づいたものだ。今後返答はしない」と返信があったという。その後キム氏は逆に業者に対して、事業者登録証やHACCP認証書を要求し、圧力をかけたとされる。

業者は「キム氏の一方的な発信で誤解を招いた。小規模事業者を守ると言いながら、実際には事実確認もせず、反論も無視するやり方に失望した」と述べた。

キム氏はこの件に関するnews1の電話取材に応対せず、公開する映像で考えを述べるとしている。

(c)news1

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