
盗んだオートバイで信号無視や逆走を繰り返すなど市街地を暴走した無免許の20代の男が21日、警察の8キロにわたる追跡の末に現行犯逮捕された。韓国警察庁が運営するユーチューブチャンネルで22日、京畿道議政府(キョンギド・ウィジョンブ)市内で発生したバイク窃盗事件の防犯カメラ映像が公開された。
映像には、道端に止められたオートバイを横目で見ていた男が突然乗り込み、走り去る姿が映っていた。バイクの持ち主はその時、近くの商店主と会話中だったという。

通報を受けて出動した警察は逃走中の男を発見し、停車を命じたが、男は無視して逃走。赤信号の交差点も構わず突っ切り、他のバイクと衝突しかける危険な場面も確認された。
警察は車両を配置して進路を塞ごうとしたが、男は車線変更でそれを避けて逃走を続けた。
最終的に警察車両が片側2車線の道路で加速して男のバイクの前方に出て進路を遮断。8キロ以上におよぶ追跡の末、男を窃盗と無免許運転の疑いで逮捕した。
男は「風に当たりたくてバイクを盗んだ」と供述したという。
この映像を見たネットユーザーたちは「警察の苦労に感謝する」「事故がなくて幸いだった」「留置場の風を存分に味わえばいい」といった声を寄せた。
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