
韓国のピザチェーン「パパジョンズ(PAPA JOHN’S)」の店舗経営者が、人気女性グループIVE(アイブ)のフォトカードを無断で持ち出したとしてアルバイト従業員を相手に起こした民事訴訟で敗訴した。
ソウル北部地裁はこのほど、パパジョンズの中浪区(チュンナング)店舗の経営者がアルバイトに147万ウォン(約15万5280円)の損害賠償を求めた訴訟で原告の請求を棄却した。
パパジョンズ本社は2023年、IVEのフォトカードを配布するプロモーションを実施。アルバイトが持ち出したとされたカードは計37枚で、中古市場で1枚5000~1万ウォンで取引される人気商品だった。
オーナーは、カードの持ち出しによってプロモーション商品を販売ができず損害を受けたと主張。フォトカードの価値に加え、ピザ販売の損失を合わせて請求した。
判決は「店のマネジャーの証言などから許可を得てカードを持ち帰ったと見るのが合理的だ」と判断。「そのフォトカードの価値もせいぜい4万ウォンにすぎず、横領の故意があったとは断定できない」として訴えを退けた。
オーナーはアルバイトを横領容疑で刑事告訴していたが、警察は証拠が不十分だとして立件しなかった。
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