
韓国を訪れた外国人観光客の消費行動が、グループ「BTS(防弾少年団)」公演によって大きく変化したことが分かった。公演中は支出が急減する一方、全体の決済額は過去最高を記録した。
決済プラットフォームの分析によると、3月21日午後8時ごろ、BTSがソウル市光化門でステージに立つと、外国人観光客の決済額は前週比で17.9%減少した。観客が公演に集中したことで消費が一時的に止まる「ブラックホール現象」が発生した。
この傾向は会場周辺だけでなく全国でも確認され、同時間帯の決済件数は約12%減少した。
しかし、公演終了後の午後9時以降は一転して消費が回復した。午後10時以降には観客の約20%がコンビニや飲食店、フォトブース、サウナなどで再び支出を始め、夜間の消費が活発化した。
また、観客の約30%が直前に決済カードを発行した新規訪問客、60%が再訪問客と分析され、K-POPイベントが新たな観光需要の創出にも寄与していることが明らかになった。
公演当日の光化門・市庁周辺の決済額は約8億ウォン(約8800万円)で前年より31%増加した。さらに、1日の総決済額は24億9000万ウォン(約2億7390万円)に達し、サービス開始以来の最高記録を更新した。
海外メディアは今回の公演による経済効果を約2660億ウォン(約292億6000万円)と推計し、世界的ポップスターの公演を上回る水準と評価している。
専門家は「大型K-POP公演が観光客の消費動線をリアルタイムで変えることが確認された」とし、「公演と商圏、交通を連動させた政策設計が重要だ」と指摘している。
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