
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領が5月30日、再び街中で目撃された。ユン氏の今月初めからオンライン上で複数回確認されており、そのたびに波紋を呼んでいる。
あるオンラインコミュニティに同日、「最近路上で発見されたユン・ソンニョル」と題した投稿とともに1枚の写真が掲載された。この写真は、車に乗っていた市民が撮影したとされており、ユン氏は前後に警護員を従えながら歩いている様子が写っている。
注目を集めたのはその服装だった。ユン氏は紺色のキャップに黒のパディングジャケット、黒のズボン、白いスニーカーという出で立ちで、季節感のない厚着姿が目立った。写真に映る周囲の市民たちはすでに半袖姿など春夏の装いをしており、ユン氏の格好との対比が際立っている。
ユン氏は、5月5日の子どもの日にも目撃されていた。ある市民は「ランニング中にユン氏を見かけた。銅雀大橋の下で、ゴールデンレトリバー1匹と警護員3人ほどを連れて悠々と散歩していた」と証言し、「こんなふうに自由に出歩いているのを見ると、腹立たしくなる」と憤りをあらわにした。
ただし、今回の目撃時の服装と5月5日当時の証言にある服装が同じであることから、今回の写真がいつ撮影されたのかは正確には確認できていない。
ネット上では「今回の大統領選挙の『理由』が歩いている」「高齢になると暑さ寒さの感覚が鈍くなるからでは」「服装だけ見ると以前の写真かと思ったが、周りが半袖なので最近っぽい」「内乱の首謀者が堂々と歩いているとは」といった反応が相次いでいる。
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