「K-ラーメン」ブームでラーメン3社が今年第1四半期は好成績を収めた。特に、4月の韓国のラーメン輸出額が月間で初めて1億ドルを突破するなど、K-ラーメンの成長ぶりに今年のラーメン3社の売り上げが歴代最大を記録するという見通しも出ている。
金融監督院の電子公示システムによると、農心(ノンシム)の今年第1四半期の連結決算の売り上げは、前年同期比1.4%増の8725億ウォンを記録した。
農心は売り上げ増加の勢いを維持するため、国内輸出専用工場と米国第2工場ラインを増設する一方、マーケティングを強化する。農心は6月からフランスの流通会社であるルクレール、カルフールにラーメンとスナック製品の供給を大幅に増やして入店し、10月には米国第2工場のカップ麺の高速ラインを追加する。
オットゥギの今年第1四半期の連結決算での売り上げは、前年同期比3.1%増の8835億ウォンだ。オットゥギは、第1四半期の売り上げ上昇について、海外売り上げが約15%成長し、全体的な売り上げ上昇を牽引したと分析した。
オットゥギの四半期報告書によると、海外法人のうち、オットゥギベトナムの第1四半期の売り上げは前年同期比59.9%、オットゥギニュージーランドの売り上げも前年同期比15%伸びた。
三養(サムヤン)食品の今年第1四半期の売り上げは、前年同期比57.1%増の3857億ウォンだ。三養食品の第1四半期の売り上げが急騰した理由は、海外でプルダックポックンミョンシリーズの人気が高まっているためだ。三養食品の売り上げで海外での売り上げ割合は2019年に初めて50%を超え、昨年は68%を記録した。今年第1四半期の海外売り上げ割合は75%に達するなど、内需に比べて収益性の高い輸出が増加し、売り上げが増えたものと分析される。
三養食品をはじめとするラーメン3社の輸出が活性化し、4月のラーメン輸出額は初めて月間で1億ドルを突破した。
関税庁の輸出入貿易統計を見ると、4月のラーメン輸出額は1億859万ドルで、昨年4月(7395万ドル)より46.8%増えた。
今年第1四半期のラーメン輸出額も史上最高を記録した。今年第1四半期のラーメン輸出額は2億7026万ドルで、昨年同期(2億785万ドル)より30%増加した。
業界関係者は「ラーメン輸出額は2015年から昨年まで増加し続けている。このような増加傾向が維持されれば今年のラーメン輸出実績とラーメン3社の実績は最大値を記録する可能性が大きい」と展望した。
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