革新的なビジネスモデルで急成長を遂げる韓国のスタートアップ企業は、技術力に比べてグローバル市場進出の準備が足りない――。韓国貿易協会が19日に発表した「フォーチュングローバル500企業対象オープンイノベーショントレンドアンケート調査結果」でこんな課題が浮かび上がった。
今回のアンケートは、韓国のスタートアップに関心のある多国籍大企業を対象に1月9日から先月8日までの1カ月間実施。グーグル、アマゾン、メタなどフォーチュングローバル500企業に属する102社が回答した。
その結果、グローバル企業は韓国スタートアップの技術競争力を7.4点(シリコンバレー10点基準)と評価。一方でグローバル進出準備度(6.1点)とビジネスモデルの差別性(6.4点)は相対的に低い判断だった。
回答企業の55%は、韓国のスタートアップの強みとして革新技術の競争力を挙げた。また、グローバル大企業との技術実証協力を高めるため▽現地市場調査の拡大▽メディア露出を通じたブランドイメージの向上▽展示会参加を通じたグローバル進出力量の拡大――に努めることが必要だと強調した。
韓国貿易協会のチョン・マンギ副会長は「スタートアップの海外進出のためには共同技術実証などグローバル大企業との多様な協力モデルの発掘が必要だ」と話した。
(c)news1