フランスのハイブランドであるルイ・ヴィトンやイタリアのグッチなどが近く、ソウルで相次いでファッションショーを開く。韓国ブランド品市場が急成長しているためだ。
業界関係者によると、ルイ・ヴィトンは4月29日にフリーポールコレクションのファッションショーを開催する。
フリーポールコレクションはブランド正規の秋冬(FW)コレクション以前に披露するもの。今回のショーはルイ・ヴィトンが韓国で公式に初めて開くファッションショーになる見通しという。
グッチは5月16日にファッションショーを開く。韓国での開催は初めて。グッチは昨年、ソウル・景福宮(キョンボククン)などでファッションショーを開く計画だったが、梨泰院(イテウォン)の雑踏事故で取りやめていた。
ディオールは昨年、梨花女子大学ソウルキャンパスで韓国初の正規コレクションファッションショーを開いた。単独ファッションショーは約15年ぶりだった。
ある業界関係者は「過去には一流ブランドやその関連の有名人が日本や中国を訪問する途中に韓国に立ち寄っていたが、今は日程の全てを韓国で過ごすか、韓国を優先順位1位で訪問するのが基本だ」と話した。
ブランド品業界が韓国に注目するのは、市場が急浮上しているからだ。グローバルリサーチ会社のユーロモニターによると、2021年の韓国ブランド市場規模は141億6500万ドルで前年比4.4%増加した。
モルガンスタンレーによると、昨年、韓国人のブランド品消費額は168億ドルで前年比24%増加した。1人当たりの購買額は325ドルで、米国と中国を抜いて世界1位となっている。
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