韓国の捜査機関と偽って、ボイスフィッシング組織の現金回収や管理などに関わったとして15人が警察に捕まった。
ソウル冠岳警察署は4月30日、中国系ボイスフィッシング組織員15人を詐欺容疑で検挙し、このうち4人を拘束したと明らかにした。
容疑者らは「韓国の捜査機関だ」と詐称し、被害者から7億ウォンをだまし取った疑いが持たれている。
このうちA氏ら2人は、1日20万ウォン（1ウォン＝約0.11円）を支給する条件で、ブランド品時計購買代行のアルバイトを募集し、ボイスフィッシングの被害金を受け取った。
アルバイトらは送金を受けたお金で高価なブランド品の時計を購入した後、A氏に渡した。A氏は時計を送金先の中国人B氏に渡した。B氏は時計を中国組織に渡したり、転売して現金化したりする手段で、資金を洗浄した。
警察は1月、ブランド品時計購買代行のアルバイトをしたという30代男性と接触。男性がボイスフィッシング犯罪に加担したと語ったため、捜査に着手していた。
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