韓国政府が今年下半期の外国人訪韓観光活性化のため、海外の観光客が韓国を再訪できるよう無料往復航空券を贈呈するほか、コリアセールフェスタなどのイベントを開く。政府が4日、こうした対策を盛り込んだ「2023年下半期経済政策方向」を発表した。
まず、韓国再訪促進のため、来月までに日本・台湾・中国の観光客に航空券700枚を贈呈するイベントを開く。
仁川(インチョン)空港で乗り換える客を対象にした観光商品を発売し、景福宮(キョンボックン)、昌徳宮(チャンドックン)の夜間観覧外国語解説も再開・拡大する。
また、ニューヨークやロサンゼルスで韓国映画のロードショーを開くほか、K-POP、K-フードのイベントなどを開催し、訪韓を促す。
主要交通プラットフォームを中心に旅行サービスの改善にも乗り出す。外国人が海外呼び出しアプリ・観光アプリなどで国内タクシーを呼び出せるようにし、海外カードを通じた決済の利便性も向上させる。
鉄道や高速バスなどについても海外で予約し、カードでも決済できるようシステム改善に乗り出す方針だ。
海外観光需要を国内地域観光に引き付けるための政策的支援も拡大。旅行商品を多様化し、観光費用の支援も増やす。
旅行シーズンの11月には3万ウォン(約3300円)の宿泊割引クーポン30万枚を配布し、旅行客の足を引き付ける計画だ。
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