現代の青少年たちは新しい人と連絡先を交換する際、電話番号ではなく「SNSアカウント」を共有するのが一般的となっている。韓国ウリ銀行が発刊した「青少年ライフスタイル報告書」によれば、SNSアカウントを交換する割合は70.3%で、電話番号交換の57.5%を上回った。特にインスタグラムが97.5%と圧倒的な選択率を占め、カカオトークの15.8%を大きく引き離している。
この傾向について報告書では「かつては電話番号の交換が当たり前だったが、今の青少年はSNSを利用する傾向がある」と説明する。電話に対する心理的負担を感じる「コールフォビア(電話恐怖症)」世代の特徴が反映されていると分析した。
連絡相手によって使用するアプリを使い分ける傾向も明らかになった。例えば、保護者との連絡には94.2%がカカオトークを使う。一方、実際に会う友人とのコミュニケーションにはインスタグラムが主に使われ、興味が共通するインターネット上の友人との連絡には「X(旧ツイッター)」を利用する割合が高かった。
これについて報告書は「Xは匿名性が高く、自由に関心事を表現できる一方、インスタグラムは自己を正直に表現しやすい特徴がある」と述べている。メッセージアプリの使用状況では、カカオトークが89.6%、インスタグラムが84.1%、Xが16.1%という結果が出た。
また、青少年たちは「日常的なコンテンツ消費」においても特定のプラットフォームを活用している。特にYouTubeの利用率が85.7%と高く、続いてインスタグラムが80.0%、Xが34.5%、TikTokが29.9%、Facebookが4.7%となった。
コンテンツの種類によって利用アプリも異なり、YouTubeでは学業や趣味に関する実用的な情報を探し、TikTokでは軽く笑えるエンタメ系コンテンツを楽しむ傾向が見られる。
今回の調査は、14~18歳の青少年3729人を対象にメールやモバイルで実施した。
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