電話する時に緊張、不安、恐怖などを感じるMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)が増え、アルバイトなど求職の問い合わせも電話よりメールやチャットが主流になりつつあるという調査結果が出た。
求人求職アルバイト専門ポータル「アルバ天国」がMZ世代1496人を対象に調査した結果、コールフォビア(電話恐怖症)症状を体験したことがある人は35.6%に上り、昨年の同一調査(29.9%)より5.7ポイント増えた。最も好むコミュニケーション方法も「文字、メッセージアプリなどテキストコミュニケーション」と答えた比率が61.4%から70.7%に上昇した。
コールフォビア症状を経験は男性(20.9%)より女性(45.7%)の比率が高かった。
MZ世代が電話による通話で最も困難(複数)だと思うのは「考えを整理する暇もなく直ちに答えなければならない点」(60.0%)だった。これに▽思ったことをまともに言えないことが心配(55.9%)▽メール、メッセージなど非対面コミュニケーションに慣れている(51.6%)▽相手の言葉をよく理解できないことが心配(29.5%)――などが続いた。
コールフォビアの主な症状としては「電話に出る前に感じる高い緊張感と不安」(64.0%)が最も高かった。「鼓動が早まったり冷や汗が出たりするなど身体変化」を挙げる人も22.0%いた。
対処方法としては「知らない番号の電話には出ない」(39.2%)が最も多く、続いて「メール、文字中心のコミュニケーション」(28.8%)や「通話前に台本を作成」(28.4%)という回答が同じぐらいだった。
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