
ソウルで公衆トイレのコンセントから無断で電気を引いて使用していたキャンピングカーについて、通報した市民が「公園管理事務所から使用電力量を算出できないので処罰は難しいと返答があった」と投稿し、事務所の対応に非難が殺到している。
投稿は10月15日、オンラインコミュニティ「ボベドリーム」に現場の写真付きで掲載された。それによると、投稿者は10日夜、漢江(ハンガン)公園の公衆トイレ外壁に設置されたコンセントに延長コードを差し込んで充電している緑色のキャンピングカーを発見し、警察へ通報した。
現場に車の所有者はおらず、警察は翌日、公園管理事務所と対応を協議。投稿者が問い合わせたところ、公園管理事務所は「被害の量を算出できないため処罰は複雑だ」と答え、今回は見逃して今後注意することにしたと説明を受けた。
投稿者は「こんな甘い対応をするから、マナー違反のキャンピングカーが全国で堂々と電気を盗む」と嘆いた。
この投稿が広まると、「電気泥棒」よりも管理事務所の無責任な態度に批判が集中。ネット上では「銀行の金を盗んでも金額が分からなければ無罪なのか」「単に仕事をしたくないだけ。職務怠慢だ」「税金で電気代払うから他人事なんだろう」といった怒りの声が相次いだ。
法律上、電気は「財物」と見なされ、許可なく使用すれば刑法の窃盗罪が成立。最高裁判例もある。
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