
韓国でネットカフェの女子トイレに侵入した20代の男が、店主の鋭い観察力によって警察に引き渡され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。
JTBC「事件班長」が3月1日、9カ月前に起きたこの事件を特集した。
カフェの女性従業員が女子トイレの個室に入った際、隣の個室に誰かが入った気配があるのに物音が一切しないことを不審に思った。
女性従業員はそこからいったん出て、隣の個室の前で待ち伏せした。すると、男が出てきた。問い詰めると、男は頭をかきながら「間違えて入った」と弁解した。
従業員の通報を受けて警察官が出動した。警察官が男のスマートフォンを調べたが、盗撮の証拠は発見されなかった。
しかし、不審な思いを拭いきれなかった店主が、防犯カメラの映像を8時間以上かけて精査し、決定的な証拠を見つけた。
映像をスロー再生すると、男が女子トイレのドアの前でためらった後、男子トイレに入るふりをして女子トイレに向かったことが確認できた。
しかも、男は14分間に3回もトイレに立っていた。
店主は「短時間で何度もトイレに行くのは不自然で、間違えたという言い訳は通用しない」として男を告発した。
裁判所は「男が女性従業員の様子をのぞき見したり、隠し撮りしたりする目的で女子トイレに侵入した」と認定し、懲役8カ月・執行猶予3年を言い渡した。
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