
韓国の女性が9月25日、匿名のオンラインコミュニティに「金を貸さなければ死ぬという弟と縁を切りたい」と投稿した。30代にもなって自堕落な生活を顧みない弟はまるで脅すようにして金を無心するのだという。
女性は「弟は生涯一度も助けてくれたことがなく、重荷でしかなかった」と明かす。
両親の離婚後、母親に育てられた姉弟は対照的な人生を歩んだ。女性は早くから貧しい現実を直視し、懸命に働いて結婚。安定した収入を得て貯蓄もしている。一方の弟は酒に溺れ、給料を浪費し、借金を重ねて友人関係も失った。
20代の頃から弟と距離を置いた女性だが、母親が病気になってからも弟は借金を繰り返し、結婚後も「今にも餓死する」と金を迫られ続けている。
女性は「血縁では唯一近しい存在。母の遺言もあり、縁を切っては親不孝になるのではと悩んでいる」と訴えた。
ネット上では「弟と縁を守ろうとすれば夫婦関係が壊れる」「親の遺言を守るあまり、自分の人生を犠牲にしてはいけない」「実の弟でも生活を台無しにしてまで支える義務はない」といった声が多く寄せられた。
法律の専門家は「反復的かつ強圧的な金銭要求は恐喝や強要に当たる可能性がある」と指摘している。
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