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韓国で金相場が急騰し、ソウル・鍾路(チョンノ)の貴金属市場に売買希望者が殺到している。
韓国金取引所によると、14日時点で3.75グラム(1匁)の金の価格は59万5000ウォン(約6万5450円)に達し、昨年9月の47万ウォン(約5万1700円)から急上昇。金の取引額も急増し、99.99%純度の金1キロの取引額は前年比576%増の933億ウォン(約105億円)に達した。
市場では、赤ちゃんの誕生祝いの指輪や記念メダルを売る人が増える一方、「まだ値上がりする」と見込んで購入する人も多い。需要の急増により、韓国造幣公社はゴールドバーの販売を一時停止した。
専門家は「経済の不透明感」「安全資産需要の増加」「国際貿易の混乱」などが背景にあり、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の不安が続けば、さらに価格が上昇する可能性があると指摘している。
金投資を始める人も増え、市場では今後も需要が堅調に推移すると予想されている。
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