2025 年 10月 12日 (日)
ホーム社会「金が高い今こそ売れ!」…韓国“血税の無駄”だった「黄金コウモリ像」、推定価値33億円

「金が高い今こそ売れ!」…韓国“血税の無駄”だった「黄金コウモリ像」、推定価値33億円

黄金コウモリ像=咸平郡提供(c)news1

国際情勢不安から安全資産として金の価格が過去最高値を記録するなか、韓国全羅南道咸平郡に設置された「黄金コウモリ像」の価値が急騰している。

咸平郡によると、9月30日現在の国内金相場は1グラム19万4850ウォン(約2万0394円)。銀は1グラム2088ウォン(約219円)で取引され、黄金162キロ・銀281キロで作られた黄金コウモリ像の推定価値は321億5900万ウォン(約33億6557万円)に達するという。

2008年に完成した当時、材料費は総額28億3000万ウォン(約2億9630万円)。17年で11倍超の値上がりとなり、今では「テスラやエヌビディア株、ビットコインより成功した投資」とも言われる。

黄金コウモリ像は、1999年に咸平で天然記念物かつ絶滅危惧種の黄金コウモリ162匹が発見されたことを記念して制作が始まり、2008年に完成。高さ2.18メートル、幅1.5メートルで、当初は「血税の無駄」と批判を浴びたが、今や郡の宝となった。

像は現在、咸平エキスポ公園「咸平思い出工房」の特別展示館に設置され、3センチ厚の防弾強化ガラスで覆われ、赤外線・動作・熱感知器や無人警備システムで24時間監視されている。年間2100万ウォン(約220万円)の保険にも加入しており、万一の破損・盗難にも備えている。

(c)news1

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