韓国の大手放送局MBCの気象キャスター、オ・ヨアンナが職場でのいじめを苦にして自ら命を絶ったとされる件で、遺族が「加害者はこれまでに指摘された2人だけではない」と主張した。
1月31日に放送された韓国のニュース番組JTBC「事件班長」で、遺族はMBC気象キャスター6人のうち、オ・ヨアンナとその同期を除いた「先輩4人によるグループチャット」の内容を公開した。この4人の中には、オ・ヨアンナが信頼し、頼っていた先輩も含まれていたという。
遺族によると、このチャットではオ・ヨアンナとその同期を念頭に「生意気な奴ら、服装に気をつけるように言ったのに全然聞かない」「あいつらを後輩として扱うのはやめよう」「朝の放送に酒臭いまま、風呂にも入らずに来た」「あいつら2人そろって頭がおかしい」などの発言があった。
また、オ・ヨアンナがバラエティ番組に出演したことがきっかけで、周囲から嫉妬の対象となり、状況がさらに悪化したと遺族は説明した。
MBCは1月31日、公式声明を出し、「オ・ヨアンナ氏の死の原因と真実を究明するため、外部専門家を委員長とする真相調査委員会を設置する」と発表している。
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