2026 年 1月 28日 (水)
ホーム社会「遠赤外線マッサージに温水シャワーまで」…韓国・厳寒の中で競走馬の健康を守る

「遠赤外線マッサージに温水シャワーまで」…韓国・厳寒の中で競走馬の健康を守る

韓国馬事会提供(c)news1

韓国で氷点下10度前後の厳しい寒波が続くなか、人だけでなく競走馬の「冬越し」にも警戒が高まっている。薄い皮膚と短い被毛を持つ競走馬は体温変化に敏感で、冬季にはとりわけきめ細かな健康管理が求められるためだ。

韓国馬事会のレッツランパーク・ソウルでは、酷寒の中でも競走馬のコンディションを維持するため、防寒装備の点検から厩舎環境の改善、栄養管理に至るまで、冬季管理に力を入れている。

比較的レースのオフシーズンとされる12~1月は、価値が数十億ウォンに達する競走馬が次シーズンに備えてコンディションを整える重要な時期だ。この時期の管理状態がシーズン成績に直結するだけに、馬事会と厩舎関係者も徹底した冬季管理に取り組んでいる。

◆専用の冬服「馬衣」で体温を保ち、床冷えも遮断

人に冬用ジャンパーがあるなら、競走馬には「馬衣」がある。運動直後は汗が冷えないよう、ポリエステル素材のジャケットを掛けて体温低下を防ぐ。冬季には、ウールの裏地に中綿を入れた防寒用の馬衣を着用させ、厩舎で休む間も体温を安定して保てるようにする。

馬衣は馬の体型や動きを考慮して作られており、運動性を損なわずに保温効果を高めているのが特徴だ。

コンクリート床で生活する競走馬にとって、床からの冷えは特に致命的だ。レッツランパーク・ソウルでは、ゴムマットの上に通常より多めの敷き藁を敷いて冷気を遮断している。真冬には敷き藁の交換頻度も早め、湿気がこもらないよう管理し、呼吸器疾患や皮膚疾患の予防にも配慮している。

◆温水シャワー後の遠赤外線乾燥は必須

冬季でも競走馬のトレーニングは止まらない。ただし厳寒期にはシャワーを最小限にし、やむを得ない場合は温水で短時間の入浴にとどめる。その後、遠赤外線ランプで念入りに体を乾かし、風邪や体温低下を防ぐ。馬の性格によってはヘアドライヤーを使用することもある。

平均体重が約500kgに達する競走馬にとって、脚のケアは生命線だ。特に細く長い脚に体重が集中する構造上、冬季の小さなダメージが故障につながりやすい。

運動後はホットパックで血行を促し、保温包帯を巻いて体温を維持する。洗浄時には低刺激性の石けんを使い、ワセリンやオイルを塗って足首周辺の凍傷や皮膚トラブルを予防する。

冬季に競走馬がかかりやすい疾患は、呼吸器系疾患と疝痛(せんつう)だ。

水分摂取量の低下や気温変化による疝痛を防ぐため、常に温かい水を提供し、厩舎内の温度も一定に保つ。さらに、蹄用サプリメント、関節強化剤、総合ビタミンなどを定期的に与え、免疫力の管理にも努めている。

馬事会の関係者は「競走馬にとっては、厳寒期ほど基本的な保温・衛生・栄養管理が重要だ」とし、「コンディション管理が大きく影響するため、細やかなケアに集中している」と語った。

(c)news1

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