
「娘を連れての再婚はやめたほうがいい」とよく言われるが、再婚を経験した韓国の女性が「偏見を打ち破る幸せな家庭もある」と自身の家族について語った。
YouTube番組でこう語ったのは40代後半の女性。10年以上前に再婚し、現在中学3年生の娘がいる。シングルマザーとして育てる娘が幼稚園に通っていた頃、現在の夫と出会った。
当時、女性は養育費も受け取れず、アルバイトで生計を立てていた。そんな中、夫は真面目で優しく、何度も女性と娘のもとを訪ねてくれた。
女性は再婚をためらっていたが、夫は「結婚しなくてもいい。お嬢さんの“頼れるおじさん”でも構わない。子どもに“お父さんがいない”と寂しい思いをさせたくない」と娘への愛情を真剣に示した。
この言葉に心を打たれた女性は再婚を決意。娘も自然と夫を「お父さん」と呼び、家族としての絆を深めている。
夫は全て娘が最優先だった。思春期で母娘のけんかは絶えないが、絶妙の間合いで仲裁してくれる。「これは父親としてやっていいことなのか分からない。少しでも嫌なことがあれば必ず教えて」と性別による距離感にも配慮がある。
最後に女性は感謝の気持ちを込めてこう結んだ。「この家庭があるのは全て夫のおかげ。本当にありがとう」
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