注射器で農薬が注入されたミカンを食べた鳥数百匹が死亡する事件が韓国の済州(チェジュ)で起き、済州自治警察団が3月28日、野生生物保護や管理に関する法律違反の疑いで容疑者を捜査していると明らかにした。
調べによると、容疑者は西帰浦市南原邑(ソギポシ・ナムウォンウプ)の果樹園でミカンに注射器で殺虫剤成分を含む農薬を注入し、これをつついて食べたヒヨドリやメジロなど200羽余りを死亡させた疑いが持たれている。
鳥類協会の通報で出動した自治警察団が、犯行に使われたとみられる車両を特定し、当日午後3時半ごろ、住居地の近くで容疑者を発見。事情を聴いたところ、容疑事実を認めたという。自治警察団は農薬も押収している。
自治警察団の関係者は「ミカンの一部や鳥の死骸、押収した薬の成分を分析して一致するか確認するなど証拠を集めている」と述べた。
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