
SNS上で自動車事故を装う保険金詐欺の勧誘が韓国で急増している。勧誘者はNAVER(ネイバー)やDaum(ダウム)のオンラインコミュニティに隠語を並べて共犯者を募っていた。
勧誘者は連絡してきた若者を「軽い接触事故でも多額な示談金が得られる」「保険会社が処理する」「数千万ウォン(数百万円)稼いだ例がある」と甘言で誘い込んでいた。
その上で加害者役・被害者役・同乗者役を割り当て、事前に打ち合わせて進路変更による接触や交差点での衝突、追突などの事故を起こしていた。
勧誘者は参加者から自動車登録証や免許証の写真を取り寄せ、事故後に保険会社へ対人・対物の保険金を請求し、受け取った金を分配していた。
金融監督院は、ターゲットが金に困っている20〜30代に集中していると指摘。2024年8月改正の保険詐欺防止特別法により、SNSでの共犯募集行為そのものが保険詐欺として扱われ、10年以下の懲役または5000万ウォン(約530万円)以下の罰金が科されると説明した。
最近、金融監督院はソウル警察庁やレンタカー共済組合などと協力し、勧誘者および共犯者182人を摘発。23億ウォン(約2億4800万円)の被害を確認した。今後も関係機関と連携し厳正に対処する方針だ。
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