市民の安全を守るため、ソウル市が年内に市内の主要公園108カ所にAI(人工知能)技術を活用した防犯カメラ2711台を設置する。安全対策の向上と防犯の空白地帯の解消が期待されている。
採用するのは、AIが映像を解析し、異常行動や状況を即時に検出するシステム。このカメラが「倒れる」「はいかいする」など異常行為を感知すると、統合管制センターに映像を自動送信する。AIは暴行、山火事、不法投棄などについて「学習」しており、リアルタイムでの対応が可能だ。
ソウル市は公園57カ所に1110台のAI防犯カメラを設置するほか、九老区(クログ)の高尺(コチョク)公園など14カ所にある老朽化したカメラ160台、汝矣島(ヨイド)公園など48カ所の一般カメラ1441台をAIカメラに置き換える。
ソウル市は「AI防犯カメラは事前に事故や犯罪を察知するので現場で即時対応できる」と説明している。特に公園内の遊歩道や登山道など安全の盲点を改善する狙いがあり、2026年までに市内全域の防犯カメラをAI対応製品に完全に移行する。
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