ソウル市陽川(ヤンチョン)区が近く、韓国で初めてとなる仕組みの交通信号「路地、坂道方向注意通知」を設置する。車の視野確保が難しい路地で、夜間も歩きやすい環境を作るのが目的だ。江南(カンナム)区でも新たな安全確保策を導入するなど事故予防に乗り出している。
新たな信号は、路地の交差点や坂道を行き来する歩行者と車両に、発光ダイオード(LED)の点滅と電光板で危険を知らせる。歩行者、車両、バイク、電動キックボードなどの往来を感応式レーダーセンサーで感知し、LED点滅でどの方向から近付いているか警告する。坂道の場合はLED点灯と同時に「前方歩行者(車両)注意」などの文句を電光掲示板で表示する。
陽川区は今後効果を検討し、追加で設置する区間を議論する計画だ。イ・ギジェ区庁長は「住民生活と最も密接な空間である路地の交通安全確保は『安全都市・陽川』に向けた出発点になる」と話している。
江南区は住民の帰宅途中の安全を確保するため、異常事態を市や警察に知らせるスマートセキュリティ装置など510個を設置した。
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