2025 年 1月 30日 (木)
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「赤い味」韓国ラーメン、年間輸出額2兆ウォン目前…米国市場で急成長

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韓国ラーメンの昨年の輸出額が過去最高を記録し、年間輸出額2兆ウォンの達成に一歩近づいた。特に米国市場での急成長が際立ち、ラーメン業界は海外事業の拡大に注力している。

関税庁の輸出入貿易統計によると、2024年のラーメン輸出額は12億4845万ドルで、前年比31.1%の増加を見せた。これは現地工場での生産販売を含まない純粋な輸出額であり、海外事業の規模はさらに大きいと推定される。

国別データでは、米国への輸出額が2億1561万ドルに達し、前年比70.3%の急増を記録。オランダと中国もそれぞれ50.1%、20.9%の増加を示した。

業界大手の三養(サミャン)食品は、米国や欧州、中国を中心に事業を拡大する。今年上半期に完成予定の慶南密陽(キョンナム・ミリャン)第2工場は、年間最大6億9000万個のラーメンを生産可能な設備を備え、同社の総生産能力を25億個に引き上げる見通しだ。

さらに、中国では2027年1月完成を目指し、約2014億ウォンを投じて海外初の生産拠点を建設する。これにより米国や欧州への供給が強化される。

特に、米国では「カルボブルダク炒め麺」が話題となった。米国の人気ラッパー、カーディ・Bがこの製品を購入するための奮闘をTikTokで公開し、品薄状態を引き起こした。この動きは現地メディアでも紹介され、三養米国の売上高は昨年3四半期までで前年比126%増の2800億ウォンに達した。

農心(ノンシム)は「辛ラーメン トゥンバ」や「辛ラーメン トムヤム」を中心に海外市場を開拓する。特に、米国ではトゥンバの販売店舗を拡大し、2025年第1四半期中にオーストラリア、日本、中国、欧州へも輸出を広げる。トムヤムはタイのシェフと協力して開発され、現地の酸味を効かせた新しい辛ラーメンとしてバイヤーからの人気を集めている。

オットゥギは「ジンラーメン」や「チーズラーメン」を主力製品に掲げ、これまで主に東南アジアをターゲットとしていた市場を米国にも拡大する計画だ。

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