
韓国で旧正月を前に、大型スーパーでコンソールゲーム機やゲーミングPCの売り上げが大幅に増加していることが分かった。幼少期からゲームに親しんできた30~40代の親世代が、こうした消費動向を主導しているという。親子でゲームを楽しむ新たな「名節(祝日)の風景」が定着しつつあるとの分析も出ている。
イーマートによると、旧正月を控えた今月1日から10日までのデジタルゲーム関連商品の売り上げは、前年同期比122.8%増加した。
内訳を見ると、▽任天堂やプレイステーションなどのコンソールゲーム機:183.8%増▽ゲームソフト:117.9%増▽周辺アクセサリー:76.3%増▽スチームデックなど携帯型ゲーミングPC(UMPC):101.5%増――など。特にゲーミング用デスクトップPCは229.5%増と、3倍以上の伸びを記録した。
倉庫型ディスカウント店のトレーダースでも、同期間のゲーム関連売り上げは153.9%増、ゲーミング周辺機器は139.7%増、ゲーミングモニターは367%増と大幅に伸びた。大画面や高性能機種を求める需要が背景にあるとみられる。
名節の贈り物としてゲーム関連商品が選ばれている背景には、子どもを持つ30~40代の存在がある。いわゆる“ゲーム世代”の親たちだ。イーマート関係者は「最近のゲームは親子が一緒に楽しみ、コミュニケーションを深める家庭内エンターテインメントとして定着している。経験や実用性、テクノロジー志向の消費傾向を持つMZ世代特有のギフト文化と結びつき、ゲーム機やデジタル機器は“贈れば確実に喜ばれる”名節ギフトになった」と説明した。
店舗をリニューアルしたイーマートは、ゲーム愛好家の間で「ゲームの聖地」として注目されている。オンライン購入とは異なり、家族連れで来店し、コンソール機やUMPCを実際に体験できるコーナーが人気を集めている。
また、同社のアプリを活用したデジタル家電予約・受取サービス「デジタルグラブ」も売り上げ拡大に貢献。話題性の高い限定商品を特価で提供し、新たな“完売チャネル”として存在感を高めている。
昨年11月の「プレイステーション5 ブラックフライデー」イベントでは、アプリ経由の売り上げが店舗売り上げを大きく上回った。購入者の80%以上が20~40代で、その35%が商品受け取り時に追加で購入したという。
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