
職場の給湯室で弁当を温めたことをきっかけに、同僚との関係がぎくしゃくしてしまった韓国の30代女性の悩みが5月28日に放送されたJTBCの番組「事件班長」で紹介された。
女性の職場は、社員の多くが弁当を持参し、給湯室で簡単に済ませている。
問題が起きたのは、女性がいつものように豚肉のおかずが入った弁当を電子レンジで温めていた時のこと。給湯室に入ってきた同僚が鼻を押さえて顔をしかめ、不快感をあらわにした。
匂いが強い納豆やチョングッチャン(発酵させたみそ)ではなく、おかずは普通の焼き豚である。女性は「そこまで気にするとは思わなかった。恥ずかしくてすぐに弁当のふたを閉めたが、同僚は出て行くまで他の人とひそひそ話をし、悪臭がすると言わんばかりの態度だった」と振り返った。
翌日、給湯室の壁に「電子レンジを使用する際は窓を開けてください」「においの強い食べ物には注意を」と書かれた掲示が貼り出された。それを機に、同僚はあいさつしなくなり、食事中もあからさまに嫌な顔をするようになった。
社内では女性のように弁当を温めて食べる人も少なくないといい、同じチームの人たちは「彼女が神経質すぎるのよ」と味方をしてくれるという。女性は「私が非常識なのか、それとも、ひとこと言うべきなのか」と心境を明かした。
こうした問題についてネット上では「においを指摘するのは自由だが、あからさまな態度は失礼」「互いの生活スタイルに配慮し合うべきだ」など賛否が分かれている。
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