2025 年 12月 13日 (土)
ホーム社会「警察官になったら、まずはカレンダーに出たい」…韓国の「マッチョ警察官カレンダー」累計寄付額は1億ウォン超え

「警察官になったら、まずはカレンダーに出たい」…韓国の「マッチョ警察官カレンダー」累計寄付額は1億ウォン超え

チェ・ハヨン巡査=SNSキャプチャー(c)MONEYTODAY

警察官の鍛え抜かれた肉体美を収めた『マッチョ警察官カレンダー』が、今年も登場した。寄付を目的に制作されるこの特別なカレンダーに、ある若手警察官が「夢を叶えた」と話題になっている。

カレンダーに掲載されたのは、ソウル第12機動隊所属のチェ・ハヨン巡査(1995年生まれ)。12月10日、自身のSNSを通じて「警察官になって最初に掲げた目標は『警察カレンダーのメンバーになること』だった」と語り、自身の写真を1枚公開した。

チェ巡査は、2025年7月に開催された「第3回ミスター・ポリス・コリア・フェスティバル」で受賞し、2026年版カレンダーのモデルに選ばれた48人の中の一人だ。

この大会とカレンダーは、児童虐待の深刻さを知らせ、被害児童を支援するためのチャリティー事業として2018年に始まった。カレンダーの収益は全額、虐待被害児童への寄付に充てられている。

チェ巡査は「受験生時代、毎年SNSや記事でこの警察カレンダーを見ながら、『いつかは自分も』と夢を持ち続けた」と話す。「機動隊の業務は日々予定が変わる交代勤務。深夜に出動し、深夜に帰宅することもある。その中で毎朝4時に起きて空腹のまま有酸素運動をし、勤務後はウェイトトレーニングと併せて取り組んだ。決して楽ではなかった」と、努力の道のりを振り返った。

このカレンダーの発案者であり、制作責任者は京畿・富川遠美(プチョン・ウォンミ)警察署のパク・ソンヨン警衛。

2008年に警察官となったパク警衛は、SNSで逞しい腕の写真を投稿し“韓国のドウェイン・ジョンソン”とも称されている。2008〜2012年にかけて全国で4年連続の犯人検挙率1位を記録し、2階級の特別昇進も果たした。

彼は2018年から警察官たちの“ボディビル”を通じた社会貢献としてカレンダーを制作・販売し、児童支援に取り組んできた。これまでに累計で1億2000万ウォン(約1300万円)以上を寄付している。

パク警衛は「警察官にとって筋肉は事件現場で犯人を制圧するための“武器”だ。自分の鍛えた体で被害児童を支援する活動は、どんなことよりも尊く幸せな仕事だ」と語った。

(c)MONEYTODAY

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