
韓国で、長年子どもだけを支えに生きてきた母親が、認知症と診断された後も不倫関係にあったことが明らかとなり、家族に衝撃が広がっている。
3月23日に放送された番組「探偵たちの営業秘密」では、認知症の母を巡る2人の息子のケースが紹介された。
母親は30代で夫と死別後、再婚せずに子どもたちを育ててきた。長男は海外で博士課程に進み、次男も就職して家庭を築くなど、2人を育て上げた人物だった。
しかしある日、長男のもとに「あなたの母が自分の夫と不倫している」という電話が入り、真相の確認に乗り出すことになった。
調査の過程で、母親は数カ月前に重度の認知症と診断されていたことが判明。「認知症でも不倫が成立するのか」という疑問が浮上した。
周囲の証言も食い違った。教会関係者は「そのような行動を取る人ではない」と話す一方、クラブ関係者は「頻繁に出入りしていた」と証言し、評価は大きく分かれた。
不倫相手とされたのは、母親より10歳以上年下の韓方病院の理学療法士だった。相手の妻は関係を把握し、夫に事実を認めさせたうえで、1億ウォン(約1100万円)の慰謝料を要求した。
さらに調査を進めると、この男性は高齢女性に近づいて財産を狙う「結婚詐欺グループ」の一員である可能性も浮上した。
一方で母親の日記には、相手が既婚者であると知りながら恋愛感情を抱いていた様子が記されており、詐欺の疑いを知った後も関係を続けていたとされる。
母親は「孤独だった。家政婦や清掃、飲食店で働きながら子どもを育てたが、息子たちは私を顧みなかった」と涙ながらに語り、「認知症でも人を愛してはいけないのか」と訴えた。
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