
ソウル市龍山区(ヨンサング)選出の女性区議=国民の力所属=に常習的に賭博をしていた疑惑が浮上した。韓国の放送局JTBCが24日に報じた。
公開された映像には、区議が賭けに興じている様子が映っていた。映像は昨年12月から今年2月にかけて京畿道で撮影されたもので、区議が深夜から未明にかけて7時間以上も花札をしている姿が確認された。
別の日に撮影された映像には、区議が1万ウォン(約1100円)を受け取る様子が映っており、そばには1万ウォン紙幣が20~30枚入ったかごがあった。
区議は映像に映っているのが自身であることを認めたうえで「家族と遊んでいた」と釈明。しかし、翌日には「友人の家だった」と発言を変え、金銭を受け取る場面については「賭け金ではない。記憶にない」と言葉を濁した。
一方、映像に映っていた賭博の参加者らは「10万ウォン(約1万1000円)、20万ウォン(約2万2000円)勝つこともあった」と証言。区議が知人から賭博の借金を抱えているとも指摘し、「互助会の積立金で返済すると言いながら別の人から借金を重ね、総額は1億ウォン(約1100万円)に上る」と述べた。
区議は今年4月までに借金を返済すると釈明している。そのうえで「記事を出さないでほしい。区議を辞職し、党に迷惑をかけないようにする」と懇願したという。
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