
妻への暴力や脅迫を繰り返したとして傷害や特殊脅迫などの罪に問われた男(32)に、韓国の春川(チュンチョン)地裁原州(ウォンジュ)支部は、罰金700万ウォン(約75万円)の有罪判決を言い渡した。検察は判決が軽すぎるとして控訴した。
男は2023年8月12日、全羅南道順天市(チョルラナムド・スンチョンシ)のアパートで妊娠中の妻に暴行を加え、全治2週間のけがをさせた。男は「要求が多い」と言って妻を突き飛ばすなどしていた。
また、同年9月3日には江原道(カンウォンド)原州市のアパートで妻の髪をつかんで顔を殴り、刃物で壁紙を切り裂いて「刺すぞ」と脅迫。12月にも暴力を振るってけがをさせた。
裁判長は「妊娠中の被害者への暴力は特に強い非難に値する」としながらも「犯行を認めており、初犯であることなどを考慮した」として罰金刑を選択した。
検察は量刑が軽すぎるとして控訴。控訴審では、被害者が妊娠中だった点や複数回にわたる継続的な暴力の評価が争点になる見通しだ。
(c)news1