
韓国忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョナンシ)で、飼い主の男が犬を電動自転車にくくり付けて引きずり回すなど虐待し、死なせる事件が起きた。動物権団体「ケア」が映像を公開して告発。警察が動物保護法違反容疑で捜査している。
「ケア」によると、事件は8月22日に起きた。男はボーダーコリーの「パシャ」を自転車につないだまま数キロ走行。映像には、犬が血を流し、悲鳴を上げながら引きずられる姿が収められている。道路には血の跡が延々と続いていたという。
パシャはその後、路上で約1時間も放置されていたらしい。警察官が到着し、動物保護施設に搬送されたが、死亡した。
警察は50代の飼い主の男を動物保護法違反容疑で捜査。本人は否認しているとみられる。
「ケア」は青瓦台の国民請願コーナーに「血に染まった街路、見捨てられたパシャ」と題する請願を掲載し、事件の深刻性を訴えた。
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