
葬儀に参列した人へ香典返しとしてコーヒークーポンやタオルを渡す文化が、韓国で広がりつつある。その是非を巡り、オンライン上で小さくない議論が起きている。
50代の男性は最近、モバイルクーポン形式でフランチャイズカフェのギフト券を受け取った。先ごろ家族を亡くした知人から、弔問への感謝を込めて送られてきたものだったという。
男性は「最近4回葬儀に参列したが、いずれもコーヒーのギフト券を受け取った。香典の対価のように感じて違和感があった」と話す。「祝い事なら喜びを分かち合う意味があるが、葬儀で必要なのか。これは商売ではないか」と疑問を投げかけた。
実際、ポータルサイトで「葬儀・弔問 返礼品」と検索すると、4000件以上の商品が表示される。あるモバイルクーポン業者は、コーヒーギフト券やガソリン券、コンビニ商品券などを「遺族の真心を伝える重要な方法」として紹介している。
受け止め方はさまざまだ。30代女性は「葬儀の返礼品は気が重い。感謝のメッセージだけで十分ではないか」と話す。タオルを受け取った40代男性は「菊の花が印刷されていて、使うたびに思い出してしまう」と語った。
一方で、オンライン上には「感謝の気持ちとして問題ない」「喜びを分かち合うのと同様、悲しみを共にしてくれたことへの感謝にすぎない」といった肯定的な意見も寄せられている。
弔意の形が多様化する中、葬儀と消費の距離感をどう捉えるかが問われている。
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