2025 年 10月 31日 (金)
ホームライフスタイルトラベル「自然より都市」…韓国・2025年夏の旅行満足度1位は釜山、江原道を上回る

「自然より都市」…韓国・2025年夏の旅行満足度1位は釜山、江原道を上回る

釜山市水営区の広安里海水浴場で開催された「広安里Mドローンライトショー」(c)news1

韓国の2025年夏休み旅行地満足度調査で、釜山が江原道を抑えて1位に返り咲いた。済州道も2年連続の下落から3位に浮上し、都市型・体験型旅行先が物価高と猛暑の中でも高評価を得たことが浮き彫りになった。

旅行リサーチ専門機関「コンシューマーインサイト」が10月21日に発表した「年次・夏休み旅行満足度調査」では、1泊以上の国内旅行(6〜8月)を経験した1万7229人を対象に、全国16の広域自治体(世宗市を除く)について満足度と推奨意向を調査し、総合満足度を算出した。

その結果、釜山広域市が722点で全国1位となり、江原特別自治道(715点)、済州特別自治道(714点)がそれぞれ2位と3位を占めた。以下、ソウル(706点)、全羅北道(705点)、慶尚北道(704点)、全羅南道(703点)、慶尚南道(699点)、大田(695点)が全国平均(687点)を上回った。

一方、忠清北道(685点)、忠清南道(676点)、京畿道(661点)、仁川・光州(各658点)、大邱(650点)、蔚山(645点)は平均を下回った。特に蔚山は前年より7ランク下落し、忠清北道は3ランク上昇した。

旅行地の訪問率(シェア)では、江原道が24.5%で依然として1位を維持しているが、前年(25.4%)より0.9ポイント減少し、全自治体の中で最も大きな減少幅だった。反対に、全羅北道(+0.7ポイント)、慶尚北道(+0.5ポイント)、ソウル(+0.4ポイント)、済州道(+0.3ポイント)は上昇傾向を示した。

釜山は「また行きたい(推奨意向)」部門でも1位を獲得し、「食」「遊び」「見る」などの体験型要素でも上位を維持した。4年連続で済州・江原とともに「3強」体制を維持しており、これまで5位以下に落ちたことがない安定した人気を誇る。

一方、江原道は自然や休養型コンテンツでは依然として強みを持つが、物価やホスピタリティへの評価は低下。猛暑や観光集中による交通混雑や清潔度の低下など、快適さに関する指標も悪化した。

(c)news1

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