2025 年 12月 25日 (木)
ホーム社会「育ての叔母」看取った男性に訴訟の嵐…韓国・現れた「疎遠な親族」たちの理不尽な主張

「育ての叔母」看取った男性に訴訟の嵐…韓国・現れた「疎遠な親族」たちの理不尽な主張

(c)news1

長年の看病していた叔母を亡くした韓国の50代男性が、叔母の遺志で養子縁組をした直後、長く疎遠だった叔母の親族から相続を巡って訴訟を起こされた。12月19日放送のYTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で取り上げられたエピソードだ。

妻と高校生の娘2人と暮らしている男性にとって叔母は特別な存在だった。高校時代に父が亡くなり、母は再婚。育ててくれたのが叔母だったからだ。独身で教員をしていた叔母は男性を実の子のように大切にした。

叔母の闘病が始まってからは家族総出で看病にあたり、近くに住んで通院の付き添いも欠かさなかった。妻は食事の世話をし、娘たちも家族以上に気遣っていた。

病状が悪化したある日、叔母は「あなたを正式に養子にして財産を譲りたい。娘たちにはワンルームマンションを」と切り出した。切実な願いに応え、男性は手続きを進めた。書類には叔母本人の署名があり、意識も明瞭だった。

しかし、叔母が亡くなると、長年音信不通だった伯父や叔母たちが現れ「養子縁組は無効だ」「贈与は取り消されるべきだ」と主張し、男性相手に訴訟を起こした。

男性は「叔母の遺志を守りたい。法律は私たち家族の真心を認めてくれるでしょうか」と相談した。

これに対し、番組に出演したパク・ソナ弁護士は「成人間の養子縁組は両者の真意と適法な届け出があれば有効だ。叔母が署名し、意思表示も明確だったなら無効とすることはできない」と説明した。

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