
韓国のオンライン掲示板に16日、「親に1億ウォン(約1000万円)貸そうと思ったら友人に止められた」という相談が掲載された。
投稿したのは30代前半の女性で、これまで両親から多くの経済的援助を受けてきた。「実家にお金を使ったことは一度もない。地方で暮らす両親は私に家や車を用意してくれたし、小遣いも時々くれた。合計約6000万ウォン(約600万円)ほど援助を受け、すでに全額返済済みだ」と女性は語る。
現在、貯蓄や株式資産を合わせて5億ウォン(約5000万円)近く保有しており、両親の老後資金も十分に確保されているという。
そんな中、実家が引っ越すこととなり、1億ウォンの借り入れが必要になった。女性は「私も近く実家に戻る予定なので“その1億ウォンは私が貸す”と申し出た。両親のおかげでここまで来たから惜しいとは思わない」と語った。
この話を聞いた周囲の友人たちは「絶対にやめるべきだ」と猛反対。女性は「だめなことなのか? もし貸すなら借用書を書く以外に何が必要か」と助言を求めた。
友人たちと違って、ネットユーザーたちはおおむね女性を支持している。「その親御さんならプレゼントしてもいいくらい」「親が老後も安泰なら結婚時にまた助けてくれるだろう」「今恩返しするのが一番の親孝行」「貸しても戻ってくるはず」といった具合だ。
ただ、貸す上で必要なこととして「税務的な問題には注意すべきだ」との指摘も相次いだ。「返済時には『借入金返済』というメモを残して振込記録を残す」「できれば内容証明の送付、確定日付の取得、公証などで証拠を強化しておくこと」といった具体的なアドバイスも見られた。
(c)news1