2025 年 9月 17日 (水)
ホーム経済ゲーム「競争より協力」Z世代が選んだ「マビノギモバイル」…韓国ネクソン、MMORPGに新潮流

「競争より協力」Z世代が選んだ「マビノギモバイル」…韓国ネクソン、MMORPGに新潮流

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韓国の大手ゲーム会社ネクソンが開発したモバイルMMORPG「マビノギモバイル」が、競争中心の既存市場で「協力」と「コミュニティ」を強調し、新たな成功モデルを示している。

「マビノギモバイル」はリリース直後にグーグルプレイ売り上げ2位、アップストア1位を記録。50日で累計売り上げ3000万ドルを突破し、現在も上位を維持している。日間利用者数は40万人に迫り、累計登録者は約207万人。今年上半期には「優秀ゲーム」に選定され、完成度も評価された。

特に全体利用者の66%が10〜20代で、従来30〜40代中心だったモバイルMMORPG市場に新風を吹き込んでいる。戦闘ではなく生活・協力型コンテンツを重視し、長時間プレイが難しい10代にも短い時間で楽しめる設計が奏功した。

ユーザーの間では「モビノギライク」という新語まで生まれた。課金がキャラクター能力に大きな影響を与えず、ミニゲームなど多彩な遊びを盛り込んだMMORPGを指す言葉で、「マビノギモバイル」が新しい基準になっていることを示す。

MMORPGは1990年代末〜2000年代初頭には自由度と協力性を特色としていたが、モバイル化の流れでPvP(対人戦)や競争・成長重視に変化してきた。そうしたなか、「マビノギモバイル」は“偶然の出会い”システムや“合奏”コンテンツなど協力型要素を導入。PvPを排し、プレイを続ければ誰でも最終コンテンツに到達できる仕組みを整えた点で差別化している。

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