総合所得税など税金3億3200万ウォン(約3511万円)を払わず、韓国国税庁滞納者リストに上がったラッパーのドキ(Dok2)が「滞納」というタイトルの新曲を発表し、物議を醸している。
ドキは18日、新たなアルバム「Behind The Scenes」を発売した。合計2曲が収録され、タイトル曲が「滞納」だ。
歌詞には次のような内容が盛り込まれている。
「オレがミスしたことがあったとしても、オレにとってこれが初めてなだけ」
「頭の足りない没常識な子供扱いする前に、なぜ、どんな理由からなのか、気にする人なんて、ただ一人もいないよ、ここに」
滞納で醸した物議に対する心情を遠まわしに表現したもののようだ。
「目に見えなくてもオレは辛かったけど、手足が折れなかったら全然大丈夫」
「TVを離れて健康だけを管理してから5年、金だけ稼いで引退すれば幸せなのか老年」
こうした歌詞を通して、ドキは病気にかかっていたことを告白したようだ。
ドキは昨年12月15日、国税庁が公開した高額・常習滞納者6940人の名簿に含まれた。それによると、ドキは総合所得税など5件の計3億3200万ウォン(約3511万円)を滞納した。ドキはこれまで「稼いだ金にやましいところはない」という発言で有名になった。
昨年12月30日には国民健康保険公団が公開した4大保険料高額・常習滞納者名簿にも2018~19年に計1666万ウォン(約176万円)の健康保険料を滞納し、名前が上がった。
ネットユーザーは「次の曲は『完納』で出せ」などの反応を示している。
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