55万人もの会員がいる韓国科学技術団体総連合会がハッキング攻撃を受け、10日以上にわたって内部システムにエラーを抱えていたことがわかった。今のところ、ハッキングによる被害は報告されていない。
関係者によると、同会は先月21日午後10時ごろ、サイバー攻撃を受けていることに気づいた。ハッキング直後、内部サーバーの運営を中断し、攻撃してきた者のIP(インターネットプロトコル)を遮断した。翌日、国家情報院と韓国インターネット振興院に申告して復旧作業を進め、今月3日、主要システムを正常化させた。
同会は海外からのハッキングとみている。システムが復旧するまで内部システムとメールサービスなどにエラーがあったという。ちょうど、この間、同会のイ・テシク会長は記者懇談会で7月に「世界韓人科学技術者大会」を開催する計画を明らかにしていた。
韓国科学技術団体総連合会は現在600余りの科学技術団体、395の国内学会を束ねている。だが、今回のハッキングで露呈したずさんな個人情報管理が問題視される可能性がある。
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