2025 年 1月 10日 (金)
ホームライフスタイル「私も韓流スターのように」…薬飲み食事抜く韓国の小学生、早期ダイエットに警鐘

「私も韓流スターのように」…薬飲み食事抜く韓国の小学生、早期ダイエットに警鐘

写真は記事の内容とは関係ありません(c)MONEYTODAY

韓国で2020年から2023年6月の間、18歳未満の青少年4万860人に対して378万2000個の食欲抑制剤が処方されていたことがわかった。韓国食品医薬品安全処(MFDS)が2020年8月に「医療用麻薬食欲抑制剤の安全使用基準」を制定したものの、医師の裁量で処方でき、規定を破っても罰則がないのが要因とみられる。

最近では小学生の女児がダイエットを口にするケースも増えているとされ、専門家はこうした早期のダイエット志向が成長や健康に重大な影響を及ぼすと警鐘を鳴らしている。

SNSの普及で、子どもたちは幼いころからインスタグラムやティックトックでアイドルやインフルエンサーの理想的な外見に触れる機会が多い。これが自己の外見への不満を増幅させる要因になっており、流行のスタイルに合わせなければならないというプレッシャーが外見への執着を深めているとされる。

調査によると、韓国国内の小中高校生約1万人のうち約37%が「小学生時代からダイエットを始めた」と回答。だが、多くの画像は非現実的な外見に加工されており、子どもたちは一層健全な判断が難しくなっていると専門家は指摘する。

成長期のダイエットは栄養不足を引き起こし、骨や筋肉の発達を妨げる。特にタンパク質やカルシウム、ビタミンDの不足は発達を阻害し、ビタミンA・C・Dや亜鉛の不足は免疫力を低下させる。専門家は「子どもの外見への執着やダイエットは家族や学校、社会全体で取り組むべき課題だ」とし、親の関心が大きく影響すると強調している。

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