ソウル西部地検はこのほど、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺)などの罪で女性被告(65)を起訴した。資産家になりすまして投資金名目で16人から339億ウォン(約37億円)相当を受け取った疑いが持たれている。
検察によると、被告は2008年から今年9月までの約15年間、ソウル市麻浦区(マポグ)で焼き肉屋を経営しながら、近隣住民から不動産事業への投資などの名目で金をだまし取ったとみられる。
焼き肉店の売り上げが唯一の収入源だったが、周囲にはソウルに数軒の不動産を保有する資産家だと吹聴していた。「ソウルに購入した建物にコーヒー専門店を入店させる」「金持ちの奥さんたちを利息でもうけさせてやっている」などとうそを言い、元金保証と月2%の利子などを約束したという。
被害者は焼き肉店の従業員や周辺の食堂と美容室のオーナー、主婦ら50~60代の女性だった。最も多い人は50億ウォン(約5億4800万円)の被害に遭っていた。
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