2025 年 7月 21日 (月)
ホーム社会「相性が悪い」婚姻届出せず…韓国・DV耐え事実婚13年、あげく追い出された女性への助言

「相性が悪い」婚姻届出せず…韓国・DV耐え事実婚13年、あげく追い出された女性への助言

(c)NEWSIS

「四柱推命で相性が悪い」との理由から婚姻届を出せず、13年間にわたって事実婚関係を続けながらも家庭内暴力に耐えてきた女性が、ついには自宅から追い出され、助けを求めている。

韓国のニュース専門ラジオ局YTNの番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」には7月16日、事実婚13年目の主婦による深刻な被害の相談が寄せられた。

この女性によると、夫の祖母が四柱推命(生年月日から運勢を占う東アジアの占術)を盲信しており、2人の「相性が悪い」として婚姻届の提出を反対されたまま現在に至るという。法律上は夫婦ではないが、両家との交流もあり、2人の子どもをもうけて家庭を築いてきた。

しかし、その関係の中で夫からの暴言や暴力が続いた。女性は「子どもたちのために」13年間我慢してきたと明かした。

最近では、酒に酔って帰宅した夫が暴力を振るい、12歳の娘の目の前で母親を蹴り、首を絞めたという。これを目撃した娘が警察に通報すると、夫は「処罰されてもお前とは暮らせない」と言い放ち、女性の荷物を玄関先に出して家から追い出した。

女性は現在、2週間以上も行き場を失った状態だ。夫は子どもたちに対しても「母親と連絡すればお前たちも殴る」と脅し、母親との連絡を遮断させているという。

女性は「これまで家庭を守ろうと耐えてきたが、家に残された子どもたちが心配でたまらない。すべてを諦めるしかないのか」と訴えた。

この相談に対し、番組のリュ・ヒョンジュ弁護士は「夫が事実婚の解消を通告した以上、関係を維持することは難しいが、事実婚も法律婚に準じて保護を受けることができる。慰謝料や財産分与、そして未成年の子どもがいる場合には養育費の請求も可能だ」と助言した。

さらに、「もし家に残された子どもたちが心配であれば、『家庭内暴力被害者保護命令』や『仮保護命令』を裁判所に申請し、加害者である夫を家から退去させた上で、子どもと一緒に再び家に戻ることも可能だ」と述べた。

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