2025 年 6月 3日 (火)
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「留学できない?」米ビザ面接の一時中断、韓国の留学志望者に広がる混乱

2025年5月28日、ソウルの米国大使館前でビザ面接を受けるため並ぶ市民ら(c)news1

トランプ米大統領が外国人留学生に対してSNSアカウントの審査を義務化する方針を打ち出し、これに関連して学生ビザなどの新規発給面接を一時中断するよう各在外公館に指示したとの報道が28日に伝えられた。韓国ではこれにより、留学準備中の学生やその家族の間で不安と混乱が広がっている。

米国留学を準備中の高校生(17)は「一時中断とされているが、いつ完全に中止になるか分からず不安だ。トランプのこれまでの動きを見ると、今後ビザ制度が厳格化される可能性も否定できない」と心境を語った。

中学3年生の子どもを持つ保護者(43)も「留学までは時間があるが、今回のような措置が広がれば子どもが留学できなくなるのではと心配している」と話す。

また、こうした措置が米社会における外国人排除の風潮を助長するのではないかという懸念も出ている。

市民の間には「政権がまた変わったとしても、数年のうちに留学生や外国人への反感が広がってしまっている可能性がある。留学自体を見直し、韓国内の大学進学も視野に入れるべきか悩んでいる」と話す声もあった。

このような状況の中、ソウル市内の留学エージェントにも問い合わせが殺到している。

鍾路区のある留学エージェントは「以前相談に来ていた顧客から不安の電話が相次いでいるが、現時点では明確な対応ができず、状況を見守るしかない」と語った。

江南区の留学エージェントも「米国大使館からの公式発表がまだ出ていない。今後どのように申請できるのかガイダンスを出してほしい」と訴える。

(c)news1

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