
出産目前の韓国の女性がこのほど、オンラインコミュニティで「産後ケアセンターに入っている間に一人で旅行に行きたい」と言った夫に離婚を通告したという体験談を明かした。
「臨月の妊婦」と名乗る女性はつわりもなく安定して過ごし、産後ケアセンターも最高級の施設を予約済みだった。ただし面会不可という条件付きだ。それを知った夫が「きみが産後ケアセンターに入っている間、一人で旅行してもいいか」と尋ねてきたのだ。
夫は「育児前の最後の旅行」「家にいてもケアセンターにいても同じ」と主張し、「ちょっと聞いてみただけなのに離婚なんて大げさだ」と反発した。
しかし女性は「出産は命がけ。何が起こるか分からない時、夫は当然そばで待機すべきだ。そんな時に旅行なんて、他人以下だ」と憤り、「こんな人とは一緒に暮らせない」と離婚を決断した。
投稿を見たネットユーザーからは「出産で夫の役割は終わりと勘違いしている」「面会できなくても付き添うことは山ほどある」「産後ケア期間中に赤ちゃんが体調を崩すこともあるのに旅行などあり得ない」と夫を批判する声が殺到した。
離婚専門の弁護士も「出産と産後は配偶者の心理的・情緒的支えが特に重要な時期。配慮の欠如は深刻な夫婦間の対立につながり、離婚事由にもなり得る」と指摘している。
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