
ソウルの江南区・瑞草区・松坡区を中心とする「江南3区」などの人気エリアで、10坪台の小型マンションが相次いで最高取引価格を更新している。2025年に相次いで施行された住宅ローン規制により、中大型住宅の取得が難しくなったことで、面積が狭くても好立地にある小型マンションへの需要が集中している。
国土交通省の実取引データによると、江南区の「テチ2団地」では、専有面積39㎡(約17坪)の住戸が昨年12月に19億ウォンで取引され、前月比で2億ウォンの上昇となった。同団地では、同年11月にも33㎡(約14坪)の住戸が2件、各16億ウォンで取引され、これも過去最高額だった。
また、江南区の「サムソン・ヒルステート1団地」専有26㎡(約12坪)も12億9700万ウォンで取引され、同じく過去最高値を更新した。
松坡区でも小型マンションの価格上昇が目立つ。「リセンズ」専有37㎡(約12坪)は17億6000万ウォン、「ヘリオシティ」専有39㎡(約18坪)は昨年11月に17億9000万ウォンで売買され、いずれも最高値を記録した。
こうした小型マンション人気は、京畿道の一部高級住宅地でも同様に見られる。城南市盆唐区の「ヤンジ5団地ハンヤン」専有35㎡(約14坪)は11億4500万ウォン、「ハンソルマウル住公5次」専有42㎡(約19坪)は12億4500万ウォンで、それぞれ最高値を更新した。
この現象の背景には、2025年に相次いで施行された住宅ローン規制がある。6月の「6・27対策」では6億ウォン超の住宅ローンが制限され、10月の「10・15不動産対策」では15億〜25億ウォンの住宅のローン上限が最大4億ウォンに、25億ウォンを超える物件では最大2億ウォンにまで引き下げられた。
これにより、比較的ローン負担の少ない小型マンションに資金が集中する「風船効果」が現れているとみられる。
不動産専門家は「ローン規制で広い面積の住宅取得が難しくなり、狭くても江南のような好立地へ移る動きが加速している」と分析。「面積が狭くても立地が良ければ、価格の下支え力や上昇期待が強いとの認識が背景にある」と語った。
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