2025 年 8月 15日 (金)
ホーム社会「父の葬儀」も「弁護士費用」も嘘…知人夫妻から1500万ウォン詐取した韓国の夫婦、有罪

「父の葬儀」も「弁護士費用」も嘘…知人夫妻から1500万ウォン詐取した韓国の夫婦、有罪

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ソウル南部地裁が7月、詐欺罪に問われた被告の夫婦のうち、男に罰金300万ウォン(約31万9800円)、女に200万ウォン(約21万3200円)を言い渡した。父の葬儀や弁護士費用だと偽って、顔なじみの夫妻から繰り返し現金をだまし取っていたという。

「父が亡くなりました。葬儀費用1000万ウォン(約106万6000円)を貸してくれませんか」。50代の男は2022年4月、学校を通じて知り合いだった保護者の夫妻に電話し、「6カ月以内に必ず返す」と約束して借金を申し込んだ。夫婦は信用して男の母親名義の口座に960万ウォン(約102万3360円)を振り込んだ。

2023年3月、今度は女が夫妻に電話をかけた。「弁護士を急いで雇わなければならない。1000万ウォン(約106万6000円)必要だ」と訴え、こちらも「2~3カ月以内に必ず返す」と付け加えた。夫妻はその日のうちに女の口座へ500万ウォン(約53万3000円)を振り込んだ。

だが、被告の夫婦には返済する意思も能力もなかった。借金の理由もすべてうそ。借りた金はクレジットカード代金の支払いや知人への借金の返済に回していた。

さらに男は「江原道・江陵市(カンウォンド・カンヌンシ)にある商業施設を売却すれば現金が手に入る」と話し、返済の可能性があるかのように装っていた。

そんなことも知らず、被害者の夫妻は高利貸で500万ウォン(約53万3000円)を調達してまで、被告夫婦に金を用立てていた。

地裁は判決で「被告らは被害者との親交を利用し資金を詐取した。処罰の必要性は大きい」と述べた。

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